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秋の寒暖差と肩こり・頭痛|肌寒い日に見直したい過ごし方と受診の目安

秋の寒暖差と肩こり・頭痛(健康コラム)

秋の寒暖差で肩こりや頭痛がつらくなる、と感じている方は少なくありません。朝晩は肌寒いのに日中は汗ばむ日や、冷房のきいた室内と外を行き来する日が続くと、首や肩の重さ、頭の痛みが気になりやすいものです。この記事では、日本整形外科学会と日本頭痛学会の情報をもとに、寒暖差と肩こり・頭痛について分かっていること、ご自身の「きっかけ」の確かめ方、日常で見直せることを、しゃくじいホワイト整骨院がまとめました。はじめに、医療機関へご相談いただきたいサインを確認しておきましょう。

先に確認してください。すぐに医療機関へご相談いただきたい頭痛

日本頭痛学会は一般向けの解説で、次のような頭痛の場合には、至急、脳神経外科または脳神経内科を受診して正確な診断を受ける必要があるとしています。

  • 急に起こった、これまでに経験がないひどい頭痛
  • 突然起こり、短い時間で痛みがピークに達するような頭痛
  • 熱がある、手足の麻痺やしびれをともなう頭痛

同じ解説では、頭痛が数週間のうちに悪化してくるような場合にも注意が必要とされています。「季節の変わり目だから」と決めつけず、いつもと違うと感じたら医療機関へご相談ください。

総務省消防庁のリーフレットでも、「突然の激しい頭痛」「突然のしびれ」「突然、片方の腕や足に力が入らなくなる」「ろれつがまわりにくい」「笑うと口や顔の片方がゆがむ」「周りが二重に見える」などは、ためらわず救急車(119番)を呼んでほしい症状として挙げられています。救急車を呼ぶか迷うとき、夜間や休日にどこを受診すればよいか分からないときは、東京消防庁救急相談センター(#7119・24時間365日)に相談できます(自動音声のあと「2」を押すと救急相談、「1」を押すと医療機関の案内につながります。ボタンを押さずに待つと「1」の医療機関の案内につながります。#7119がつながらない場合、23区からは03-3212-2323、多摩地区からは042-521-2323)。

妊娠中の方や、出産後まもない方は特に注意が必要です。日本産科婦人科学会は、これまで経験したことがないような頭痛や、ろれつが回りにくい、手足が動きにくい、ふだんと違う胃の痛みや吐き気を自覚したら、すぐに産婦人科へ連絡するよう案内しています。

また日本整形外科学会は、首の骨(頚椎)の病気、頭の中(頭蓋内)の病気、高血圧症、目の病気、耳鼻咽喉の病気、肩関節の病気にともなう症状として「肩こり」が出ていることも少なくないとしており、肩こりについては、まず整形外科医に相談するよう呼びかけています。肩こりや頭痛が続く場合は、医療機関の受診をおすすめします。

寒暖差と肩こり・頭痛について、分かっていること

肩こりの原因として挙げられているもの

日本整形外科学会は肩こりの原因として、首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の良くない人(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、なで肩、連続して長時間同じ姿勢をとること、ショルダーバッグ、冷房などを挙げています。寒暖差そのものは挙げられていませんが、冷房が含まれている点は、残暑で冷房を使う日が残る秋の初めにも気にとめておきたいところです。

頭痛のきっかけとして挙げられているもの

日本頭痛学会などが監修した「頭痛の診療ガイドライン2021」では、片頭痛の発作を誘発したり悪化させたりする因子のうち、環境因子として天候の変化、温度差、におい、音、光が挙げられています。ほかにも、ストレスや疲れ、睡眠の過不足、月経周期、空腹や脱水などが並んでいます。

ただし同じガイドラインは、一般的とされる片頭痛の誘因が、必ずしも一人ひとりの頭痛のきっかけになっているわけではないとも書いています。気温差のある日に頭痛が起きたとしても、それが気温差のせいとは限りません。

また、ご自身の頭痛が片頭痛なのか、ほかの種類の頭痛なのかの見分けは、診断基準に沿って医師が行うものです。この記事を読んで「自分は片頭痛だ」と決めつけないようにしてください。

ご自身の「きっかけ」を確かめるには、記録をつけてみる

頭痛の診療ガイドライン2021は、片頭痛について、一人ひとりのきっかけを正確につかむには、行動や食事、環境などを頭痛ダイアリーなどで毎日記録していくことが重要としています。秋の寒暖差が気になる方は、次のようなことを書き留めてみてください。

  • 頭痛や肩こりがあった日と時間帯、つらさの程度
  • その日の天気と、朝晩・日中の気温(天気予報の数字で構いません)
  • 冷房のきいた場所にいた時間、服装が寒かったか暑かったか
  • 睡眠時間、画面を見ていた時間、同じ姿勢が続いた時間
  • 頭痛薬を飲んだ日

最後の頭痛薬の記録には、もうひとつ意味があります。日本頭痛学会は、頭痛薬を飲みすぎると頭痛の回数が増えて毎日のように起こる「薬剤の使用過多による頭痛」になることがあるとして、頭痛ダイアリーで薬を飲んだ日数を確かめるよう呼びかけています。数週間分の記録は、医療機関で相談するときの手がかりにもなります。ただし、薬を連日飲んでいる、薬の効果がなくなってきたと感じるときは、自己判断で薬を飲むことはやめて早めに頭痛専門医に相談するとよい、と同学会は案内しています。記録がそろうのを待つ必要はありません。

今日からできること

日本整形外科学会は、肩こりは予防が大切だとして、次のようなことを挙げています。

  • 同じ姿勢を長く続けない
  • 蒸しタオルなどで肩を温めて筋肉の血行を良くし、疲労をとる
  • 適度な運動や体操をする
  • 入浴して身体を温め、リラックスする

これに加えて、当院からは寒暖差の時期ならではの工夫として、次のこともおすすめしています。

  • 朝晩や冷房のきいた室内に備えて、首元や肩に羽織れるものを1枚持ち歩く
  • 冷房の風が首や肩に直接当たる席を、できるだけ避ける
  • 肌寒い日に、肩をすくめたまま過ごしていないか、ときどき振り返る

なお、頭痛の診療ガイドライン2021は片頭痛のきっかけについて、厳しく制限しすぎると、かえってストレスになる可能性があるとも述べています。気温差そのものは避けられませんので、できる範囲の備えにとどめ、ご自身を責めないことも大切です。

デスクワークでの座り方や休憩の取り方は、以前の記事「デスクワークの腰痛」でもご紹介しています。

首や肩の姿勢について、当院が考えていること

しゃくじいホワイト整骨院では、姿勢の改善を施術の柱にしています。ご来院の際に立ち姿勢や身体の動きを拝見するのは、今のお身体の状態をつかみ、首や肩に負担をかけにくい日常の過ごし方をご一緒に考えるためです。

ただし、当院は医療機関ではなく、頭痛の種類を見分けることはできません。また、頭痛の診療ガイドライン2021では、緊張型頭痛に対して姿勢矯正などの理学療法は広く行われているものの、有効性の根拠は十分ではないとされています。姿勢を整えることで頭痛や肩こりが軽くなる・なくなるとお約束するものではありません。そのうえで、できることをご提案しています。

頭痛そのものの受診の目安は、以前の記事「頭痛が毎週のように起きて薬が手放せない」で詳しく整理しています。

なお、姿勢の改善を目的とした施術は健康保険の対象外で、自費でのご案内となります。急性のケガは健康保険の対象になる場合がありますので、詳しくはご相談ください。

当院は西武池袋線 石神井公園駅 南口から徒歩2分、年中無休で、平日は20時30分まで受け付けています。

この記事は、日本整形外科学会「肩こり」、日本頭痛学会「頭痛とは」「薬剤の使用過多による頭痛」、日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会監修「頭痛の診療ガイドライン2021」、総務省消防庁「救急車を上手に使いましょう」(令和7年10月発行)、東京消防庁「救急相談センター」、日本産科婦人科学会「妊娠高血圧症候群」の各ページ・資料をもとに、しゃくじいホワイト整骨院が要約・編集して作成したものです。

季節の変わり目の首や肩が気になる方は、お気軽にご相談ください

「今の姿勢がどうなっているのか知りたい」というご相談だけでも構いません。お話をうかがったうえで、医療機関でのご相談をおすすめすることもあります。

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