頭痛が毎週のように起きて薬が手放せない|首と肩の姿勢から考える
頭痛が毎週のように起きて、鞄に痛み止めを入れておかないと不安。そんな状態が何年も続いている方は少なくありません。この記事では、しゃくじいホワイト整骨院が、頭痛にはどんなタイプがあるのか、首や肩の姿勢とどう関わるのか、そして「薬が手放せない」状態のときに気をつけたいことを、日本頭痛学会の情報をもとに整理してご説明します。まず知っておいていただきたい受診の目安からお伝えします。
先に確認してください。すぐ受診が必要な頭痛があります
姿勢の話をする前に、こちらを先にお伝えします。次のような頭痛は、様子を見てはいけないものです。
- これまでに経験がないひどい頭痛
- 急に起こり、短時間でピークに達する頭痛
- 熱をともなう
- 手足の麻痺やしびれをともなう
日本頭痛学会は、こうした場合は至急、脳神経外科または脳神経内科を受診して正確な診断を受ける必要があると案内しています。また、頭痛が数週間のうちに悪化してくる場合には、脳腫瘍や慢性硬膜下血腫などの可能性もあるため注意が必要だとしています。
当院は整骨院であり、こうした頭痛の原因を調べることはできません。あてはまる方は、先に医療機関へご相談ください。
総務省消防庁のリーフレットでは、「突然の激しい頭痛」「突然のしびれ」「突然、片方の腕や足に力が入らなくなる」「ろれつがまわりにくい」などは、ためらわず救急車(119番)を呼んでほしい症状として挙げられています。救急車を呼ぶか迷うとき、夜間や休日にどこを受診すればよいか分からないときは、東京消防庁救急相談センター(#7119・24時間365日)に相談できます(自動音声のあと「2」を押すと救急相談、「1」を押すと医療機関の案内につながります。#7119がつながらない場合、23区からは03-3212-2323、多摩地区からは042-521-2323)。
頭痛には大きく2つのグループがあります
頭痛は、脳や頭部の病気の症状として出てくるもの(二次性頭痛)と、他に病気が隠れているわけではなく発作を繰り返すもの(一次性頭痛)に大きく分けられます。上の目安は前者を見逃さないためのものです。
日本頭痛学会は、数年以上前から同じような頭痛を繰り返している場合は生命の危険はないことが大部分だとしています。逆に、最近になって始まった頭痛や、以前と様子が変わってきた頭痛は、この限りではありません。放っておいてよいという意味でもありません。
片頭痛
日本頭痛学会によると、日本では成人の約8.4%が片頭痛にかかっていると報告されています。発作的に起こって4〜72時間続き、ズキズキと脈打つような痛みが特徴です。吐き気、光や音への過敏、階段の上り下りで痛みが強くなる、といったこともあります。
名前から片側だけが痛むものと思われがちですが、実際には4割近くの方が両側性の頭痛も経験されています。
緊張型頭痛
同学会によると、一次性頭痛のなかで最も多いもののひとつで、世界人口での有病率は38%といわれています。30分から7日ほど続き、締めつけられるような痛みで多くは両側性。程度は軽度から中等度で、寝込むほどではないことが多いとされています。
どちらか分からない、という方が普通です
タイプの見分けは診断基準に沿って医師が行うものです。ご自身で決めつけず、続くようであれば一度きちんと診てもらうことをおすすめします。
「薬が手放せない」状態には注意が必要です
ここが、毎週頭痛がある方にいちばんお伝えしたい部分です。
日本頭痛学会は、頭痛の治療薬(市販薬、鎮痛薬など)を過剰に使用すると頭痛の頻度が増えてきて、連日のように頭痛が起こるようになると説明しています。これを「薬剤の使用過多による頭痛」と呼びます。
痛みへの不安から薬を早めに飲む、頭痛がないのに飲む。すると薬の効果が弱くなり、頭痛がひどくなり、また薬を飲む。この悪循環に陥ります。
目安になる服薬日数
診断の目安として、薬の種類ごとに服薬日数が示されています。トリプタンやエルゴタミン製剤、複合鎮痛薬は1か月に10日以上、非ステロイド性抗炎症薬やアセトアミノフェンといった非オピオイド系の鎮痛薬は1か月に15日以上が基準とされています。
同学会は、薬剤の使用過多による頭痛として最も多いのは複合鎮痛薬によるもので、市販の鎮痛薬がその代表例だとしています。市販薬だから大丈夫、ということではありません。
心当たりのある方へ。同学会は自己判断で薬を飲むことはやめて、早めに頭痛専門医に相談するとよいと案内しています。薬をやめるかどうかの判断は医療機関の領分で、整骨院が助言できることではありません。この点は先に医師にご相談ください。
首や肩の姿勢について、当院が考えていること
そのうえで姿勢の話をします。頭は見た目よりも重く、背骨の本来のゆるやかなS字が、その重さを分散させる仕組みになっています。
ところが、長時間のデスクワークやスマートフォンの操作で頭が前に出た姿勢が続くとS字が崩れ、首や肩の後ろ側の筋肉が頭を引き戻すために働き続けることになります。締めつけられるような頭の痛みを、首や肩のこりと一緒に感じるという訴えは少なくありません。ただし、その関係がどこまで原因と結果なのかは、はっきり分かっているわけではありません。
ひとつ正確にお伝えしておくと、姿勢がすべての頭痛の原因というわけではありません。緊張型頭痛についても、姿勢を正せば頭痛がなくなるという単純な話ではありません。片頭痛は姿勢の問題として説明できるものではありませんし、日本頭痛学会も、片頭痛が起こるときの予兆(前兆とは区別されます)として首のこりを感じる方がいると説明していますが、それは「こりが原因で片頭痛になる」という意味ではありません。
当院が姿勢を見るのは、首や肩にかかっている負担そのものを減らしたいからです。頭痛という症状を診断したり、頭痛そのものをなくすという話ではありません。
今日からできること
首や肩の負担を減らすために、生活の中でできることをいくつか挙げます。
① 画面の高さを上げる
ノートパソコンをそのまま机に置くと目線が下がり、頭が前に出ます。台や本を挟んで画面の上端が目の高さに来るようにし、外付けのキーボードを使うと首の角度が変わります。
② 30分に一度、姿勢を変える
同じ姿勢が続くこと自体が負担になります。立ち上がる、肩を回す、遠くを見る。30秒でも構いません。
③ スマートフォンを目線まで上げる
下を向いて見る時間が長いほど、首の負担は増えます。持つ手の肘を反対の手で支えると、自然と画面が上がります。
④ 頭痛が起きた日を記録する
日付と、薬を飲んだかどうかだけで構いません。月に何日痛んで何日薬を使ったかが分かると、医療機関で相談するときの材料になり、上の服薬日数の目安とも照らし合わせられます。
それでも続くときは
まず、頭痛そのものについては医療機関です。特に薬の使用が上の目安に近い方、これまでと違う頭痛が出てきた方は、先に受診をおすすめします。
そのうえで、首や肩の負担や姿勢の崩れについては当院でご相談いただけます。しゃくじいホワイト整骨院は、背骨のS字を整えて負担のかかりにくい体をつくるという考え方で、整体や骨盤矯正の施術を行っています。首や肩の負担の軽減を目指すものです。
どんな施術をするのかは施術メニューのページに、初めての方の流れは初めての方へにまとめています。石神井公園駅の南口から徒歩2分、年中無休で平日は20時30分まで受付しています(詳しくはアクセスをご覧ください)。
救急車・救急相談センターの案内は、総務省消防庁「救急車を上手に使いましょう」(令和7年10月発行)、東京消防庁「救急相談センター」をもとに、しゃくじいホワイト整骨院が要約・編集して作成したものです。


